BOYSPP(BCNSPP)
孤立障害標識は、海上にある浮標(BOYSPP)と固定されている立標(BCNSPP)に分かれますが、概念的には同じ目的で使用されます。必須属性も浮標、立標に対して、それぞれ BOYSHP(Buoy shape、浮標の形状)、BCNSHP(Beacon shape、立標の形状)が異なるだけで、属性は対称的です。海図図式では、昼標と夜標が別々に書かれていますが、LIGHTS(Light、灯)が付随するか否かだけの違いです。電子海図では、夜標は、昼標に灯が付いたものとして扱われます。 特殊標識の具体的な例を見てみましょう。 (画像をクリックすると、1280 x 1024 ピクセルの画像が見れます) 赤丸で囲んだものが BOYSPP です。特殊標識と言う言葉から、普通にはあまりお目にかからない、と思われがちですが、実際は、CATSPM(Category of special mark、特殊標識の種類)によって、非常にジャンルにとんだ浮標や立標が特殊標識の仲間になります。しかし、実際には、目的のわからない標識が数多く含まれます。これは、何らかの目的で設置された標識なのですが、紙海図を元資料とした電子海図であるため、標識が描いてあっても目的が判別できないものが多いためです。 (画像をクリックすると、1280 x 1024 ピクセルの画像が見れます) 上の図は、周囲の状況から CATSPM を判断できる特殊浮標です。これらの浮標に囲まれた内側は、RESARE(Restricted area、制限区域)になっていて、属性の RESTRN(Restriction、制限)が 7(entry prohibited、進入禁止)になっているので、この場合の CATSPM は、50(entry prohibited mark、進入禁止標識)でしょう。 会社情報 サイトご利用にあたって |
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