LIGHTS
電子海図では、灯台、灯浮標、灯標は、それぞれ、灯とランドマーク、灯と浮標、灯と立標の組み合わせで表現されます。LIGHTS には様々なものがあり、電子海図での表現は紙海図と異なり、灯色に応じたカラフルな色になります。下の画面を見てみましょう。 (画像をクリックすると、1280 x 1024 ピクセルの画像が見れます) (1) は、灯台の灯です。灯台を丸く囲んだ円で灯が表現されます。灯色に応じて円の色が決まり、光達距離に応じて円の大きさが決まります。(2) は、灯浮標の灯です。灯台と異なり、海図と同じ涙マークで灯が表現されます。マークの色は灯色に依存しますが、マークの大きさは、光達距離と関係なく一定です。(3) は、分弧のある灯です。弧の角度、灯の色、光達距離から、一目でわかるように表現が工夫されています。この例では、弧が2つあるので、2つの LIGHTS が同じ場所にあることになり、それぞれの LIGHTS に属性が付与されています。(4) は立標に灯が付いている場合です。灯台と同様、灯の表現は円になります。 (1) ~ (4) の灯には属性 CATLIT(Category of Light、灯の種類)がありません。通常、頭3文字が CAT で始まる属性はオブジェクトの種類を表すため、必須であったり、必須でないにしても入力されのが一般的ですが、このような灯の場合に限り、入力が禁止されています。つまり、これらのタイプの灯は、「種類のない灯」になります。 属性 CATLIT がある灯もあります。下の例は、CATLIT が 4,12、Leading Light(導灯)、Front(前灯)です。 (画像をクリックすると、1280 x 1024 ピクセルの画像が見れます) CATLIT は、リスト型の属性で、この例で示した様に、同じ属性項目に対して複数の属性値を持つ場合があります。この例は、導灯であり、かつ、前灯になっている事を意味しています。画面を見ればすぐにわかりますが、後灯と共に、NAVLNE(見通し線)を作っています。この例では、テキスト画面表示をオンにしているので、灯略記のリズム、灯色、周期、灯高、光達距離が画面上に紙海図と同様に表示されている事がわかります。 また、下の例は、航空灯です。CATLIT が 5、Aero(航空)になっています。 (画像をクリックすると、1280 x 1024 ピクセルの画像が見れます) この灯は、支える搭や立標、浮標がありません。この場合、中心に星印が描かれます。また、COLOUR(色)が Unknown であるため、円は紫色になります。 会社情報 サイトご利用にあたって |
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