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OpenMap と ChartServer

 OpenMap は Java Beans をベースとした地理情報に必要となるアプレットやアプリケーションを作るためのツールキットです。以下の URL から OpenMap をダウンロードできます。
 ダウンロードした OpenMap の zip ファイルを解凍すると、幾つかのアプリケーションを動かす事ができます。コマンドプロンプトで、カレントディレクトリを zip ファイルを解凍した場所の下の lib にした後、
java -jar openmap.jar
と実行すると、OpenMap のサンプルのアプリケーションを起動する事ができます。



 起動直後は経緯度の線しか表示されていませんが、WNS レイヤーを追加する事により、ChartServer からの航海用電子海図の画像を表示する事ができます。
 Layers メニューから Add Layer... をクリックし、以下の様に WMS Layer を選択します。ここでは、レイヤーの名前を ChartServer にしています。



 この画面の Configure ボタンを押して、WMS サーバの情報を以下の様に入力します。



 wmsserver には、http://chart.la-terre.co.jp:8080/
 wmsversion はデフォルトの 1.1.1
 layers には ENC
 styles には default
 format はデフォルトの image/png
それ以外は空欄ないし、デフォルトのままで Ok ボタンを押すと、以下の画面が出ます。



 ChartSever にはリクエストが出ていますが、ChartServer 側の制限で、このような広範囲の画像が作れないため、変な画面になっていますが、拡大して航海用電子海図がインストールされている領域を表示させると、以下の様な画面になります。



 陸上が真っ白になっていますが、ChartServer が生成する png は、白い箇所が透明になっているはずです。
これを通常の表示にするには、WMS サーバの情報を入力する画面で、transparent を No にします。



 これで、航海用電子海図の画像を OpenMap に取り込む事ができるようになりました。

 ただ、残念なのは、このアプリケーションでは、WMS に対して経緯度の範囲を指定して画像をリクエストした後、この画像を図法に合わせて貼り付けていません。例えば、メルカトル図法では、南北の1度の図法上の長さは極に行くほど長くなりますが、ChartServer がこのアプリケーションのリクエストで返す画像の南北の1度のピクセル数は、緯度に依存せず同じ値になります。つまり、ほかのレイヤーを航海用電子海図の画像に重畳表示すると、南北方向がずれてしまいます。
 これを防ぐには、Navigate メニューの Projection で CADRG または、LLXY を選択する必要があります。



ChartServer の製品情報は こちら


2018/1/10 掲載


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