得意分野
航海用電子海図(ENC:Electronic Navigational Chart)分野
当社は、設立当初より航海用電子海図(ENC)に関するデータ入力サービスやシステム構築コンサルテーションを行ってきました。
航海用電子海図は、従来の紙の海図に代わり、国際水路機関(IHO:International Hydrographic Organization)の定める規格に従った世界共通のフォーマットを持つ電子データです。
海図では、水深や等深線、航路標識など、安全な航海に必要なデータにミスは許されません。
さらに、危険区域の判定を自動的に行うためには、IHO の特殊刊行物である S-57 規格を正確に解釈し、複雑な空間構造をもったデータを事前に用意する必要があります。
当社では、これらの要求を満たしたデータ入力及び入力関係のソフトウェアの提供を行っています。
地理情報システム(GIS:Geographic Information System)分野
空間データ入力を効率的に行うためには、CAD や GIS などの既成ソフトウェアを駆使して生産効率を追求すると共に、品質の高いデータを作成する必要があります。
当社では、GIS で使用されるデータをこれまで作成しきました。しかし、既成ソフトウェアを特定の目的で利用するには、アプリケーションの開発や複雑なカスタマイズを行わなければなりません。
多目的に使用できる解析型 GIS TNTmips に早くから着目し、データ作成やデータ処理に応用してきました。この GIS は様々な機能を有しながらも非常に経済的で、カスタマイズを行わなくても多種多様な用途に使用できます。
TNTmips の導入によって様々な場面で応用できる、と、お客様からも大変高い評価を得ています。
Linux 関係
当社では、OS の安定性の観点から、Linux に早くから注目してきました。当社の提供する Linux 関連商品は、メンテナンスの出来ない遠隔地で使用されるテレメーターや、24時間運用が求められるサーバーとして使用されています。
ハードウェアは、Linux での安定性が確認された部品を用い、すべて自社で組み立てた通常のパソコンですので非常に安価です。
これまで、高価なワークステーションでしか実現できなかった業務が、経済的で、かつ、安定した Linux によって実現可能になってきました。